スイッチ(禁酒21日目)
スイッチと言っても任天堂のゲーム機の話ではない。
飲酒欲求に対するスイッチの話だ。
今日でやっと三週間。まだまだ酒が抜けきるには時間がかかるだろうし、いつ飲酒生活に戻ってもおかしくないと思っている。
それでも、今日はコンビニに行ってもお酒を飲みたいなんて思わず、だいぶ余裕が出てきたんじゃないか…そんなことを考えていた。
ところが、思わぬところのスイッチがあった。
ネットと散策する中で、なんとなくたぬきのウィキペディアに辿り着いたが、そこで
タヌキの肉は概ね臭みが強いという。そのため、酒で煮たりショウガやニンニクを使ったりするなど臭みを消す必要がある。
この一文で、急にお酒が飲みたくなってしまった。視覚ではなく文章で訴えてくるぶん、脳が味覚で考えてしまったのだろうか。
本当に油断ならない。お酒はあまりにも人間の文明と密接に関係しているせいで、どこであっても酒を目にしてしまう。
映画でも、飲酒しているシーンなんて当たり前。
昨日も「はじまりのうた」という映画を見たが、そのOPから飲酒である。主人公は理由あって落ちぶれて、酒に溺れているが、その姿すらもちょっと羨ましいと思ってしまう。
明るい映画で、主人公は最後、酒ではなくコーラで乾杯していた。
自分もとりあえず、今夜はコーラで乾杯しようかしら。