300(禁酒300日目)
気づけば、禁酒も300日目。
だからといって何かがあるかと言えば、そういうわけでもなく。300日頑張った記念と言うよりも、もう300日経ってしまったと言うちょっとした落ち込みもある。生活改善は未だにうまくいかず。時間の使い方も全然うまくならず。今日だってやりたい事は中途半端。雑務が多少片付いたから良いと考えたいけど、その雑務を予定をはるかにオーバーしてやってしまった結果、もう一つやりたかった別のことが気がつかなかった。
300日経ったと言うが、自分はこの300日に何ができたのだろう。
……うーん、いけない。ちょっとネガティブに考えすぎか。
少なくとも300日間お酒を飲まなくて、お酒がない日常が当たり前になった。
それだけでとりあえずいいじゃないか。
いつか聞いたが、何かを辞めると言うのは、実は何かを新しく始めるよりはるかに大変だと言う。
禁酒なんてその中でも最たるものの1つだろう。
禁酒以上に難しいことなんて、他の依存症を我慢するようなものである。例えばドラッグやギャンブル。
それらよりは楽かもしれないが、でもそれ以外に見たら金お酒をやめると言うのはめちゃくちゃきついことのはずだ。何せ実際に液体が脳に入り込んで脳に直接作用してくる。
その上ギャンブルやドラッグよりはるかにお手軽。
気が向けばコンビニに行って120円。それでも努力は終了だ。でも今のところその120円は、お酒ではなく炭酸水に消えている。
お金遣いは相変わらず荒いけれど、前と違うのは、まだ多少プラスになるものを買っていると言うこと。
良い面を探してみると結構いろいろ見つかるものだ。
自分は何事もネガティブに考えすぎている。
それが日本人の美徳だなんて思ってるのかもしれない。でも同時に気楽なところもある。今日はそんな気楽なところを精一杯広げて気楽に300日を喜ぼうじゃないか。
ネガティブになるのはまた別のところで。やりたいことに向かうときに使おう。ネガティブや怒りも、また1つのエネルギーなのだから正しく、正しく。