理由はひとつじゃない(禁酒33日目)
今日は朝からどうもメンタルの調子がおかしかった。ともかく些細なことにひたすらにイライラしていたのだ。そういう時は、自分でもおかしいと思っていても、悪い考えを止めることはできない。
こういう時は、ともかくお酒が飲みたくなってしまう。
最初はてっきり禁酒のせいだと思っていたけど、どうもそれだけではなかった。
大きな要因の一つは、この急激な気温の低下だろう。さらに台風も近づいていて、低気圧になる。これもメンタルに大きな影響を及ぼす要因だという。
寝不足もあるのかもしれない。変な時間に寝起きしたせいで、乱れた自律神経のせいかもしれない。
物事がうまく行かないストレスのせいかもしれない。
それにやっぱり、禁酒のせいかもしれない。
人はやっぱり、何事でも原因を一つに決めたがる。
でもそうではないのだ。
最近、ネットで面白いニュースを読んだ。自閉症の方は方言を使わないという記事だ。ふざけた記事かと思ったら、立派な言語学者の方が書いた記事だった。
単純な疑問から探り出したこの問題は、調べれば調べるほど、奥行きのある問題が見えてくる。文章の途中で作者は、この問題は一分野の専門家だけでは掴みきれないものだと悟る。
禁酒の問題も、そうである。もちろん、禁酒できない一番の問題はアルコールに対する依存であることは間違いない。だが、それだけでなく、アルコールに依存してしまう理由を、一つの問題だけでなく、もっと多角的にとらえる必要があるのだと思う。
メンタル、環境、それまでの人生、考え方。家族の遺伝。酒に走るタイミング。
一つのことに理由付けしてしまうのは簡単だ。でも一見単純な問題ですら、そうは行かない。
上の、言語学者が、特に大事だと思った考えがある。それは、現場で実際に触れ合っている人たちの感覚や考えだ。
アルコール依存で考えると、現場の人たちは、自分たち当事者である。そのように、自分たちの心の声にじっくり耳を傾けて、自分の問題に気付いてこの問題を乗り越えて行きたいと思う。
そして、そうやって導いた考えをブログなりなんなりで発信して、同じように悩んでいる人にとってのなんらかのキッカケになるといい。
なんて、傲慢すぎる考えだけど。
そんな事を考えつつ、やっぱり自分を一番に。このブログの目的も自分のため。
今日はやりたいことはあまりできなかった。でも無理をしたらいけない。
それも今までの蓄積のおかげ。
もう、寝よう。